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長門は俺の嫁

改めて涼宮ハルヒの消失の感想、というか考察を書きたくなりました

それだけ自分がハルヒを好きなんだと実感できる、そんな映画でした

当然ですが、超絶ネタバレですので未見、あるいは原作を読んでいない人は見ない方がいいです



ハルヒが消え、朝倉が存在し、長門が普通の女の子な世界
世界はキョンを残した「非日常でない」という非日常な世界へ変革されてしまいますが、変革前の長門の手助けで元の世界へ戻る「鍵」を見つけることになります

この鍵は変革後のつながりのないSOS団の面々を長門のいる文芸部部室へ集めること
変革後の世界ではハルヒと古泉が別の学校へ通っていることになっていることから、この条件の下でSOS団を集めるのはキョン自身が元の世界の非日常を望まなければ出来ないことです
その意味で、キョンはどちらの非日常を選ぶかという選択を迫られていました。つまり、長門はキョンに世界の選択権をゆだねたのです

ここまで書けば判ると思いますが、世界を変革したのは長門です
エンドレスエイトの時間ループによって蓄積されたエラーで暴走し、長門はハルヒの力を利用して世界を変えてしまいました

では、何故長門は世界を変えたのにキョンに選択権を与えたのか
長門が望んだ世界であるはずなのにそれを否定できる要素を残したのは、エラーに対する長門の最後の防衛機能と取ることが出来ます
だから朝倉が存在しているし、終盤でそういう行動をした理由が生まれます

やっぱりもう少しロマンチックに考えていきたいですから、別の要因も挙げていきましょう
ひとつ、長門はキョンの選択によって納得したかったのではないか
エンドレスエイトで長門は何度も記憶を持ったままループしたことで、エラーの蓄積と同時に感情が発露しやすくなっていきました
彼女はあくまで観察者、今までは目的に沿った行動をとれば良いだけでしたし、そうプログラミングされていたはずです

しかし、暴走で世界を変革させてしまったら目的がなくなってしまいます
たとえ変革しなかったとしても、彼女は目的外の行動理由がいつかは発生していたでしょう
これが続けば、彼女は存在理由を放棄してしまうかもしれません
だからこそ現状の世界でも、彼女が望んだ世界でも、彼女は納得できる存在理由が欲しかった、そうは考えられないでしょうか

もしキョンが変革後の世界を望めば、キョンは長門とイチャラブしてたでしょうし、それだけで彼女には存在する理由ができます
もしキョンが元の非日常を選べば、今の自分がキョンに必要とされているという事実と実感がハルヒの観察における自分の役割を再認識させてくれます

どちらにせよ、キョンに求められているという事実が長門の存在理由になるのです
これこそが彼女が見せた感情で、キョンに対する依存心で、愛情なんだと思います
エピローグのワンシーンは、これらをいくらでも深読みさせてくれる名シーンでした
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